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ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一 度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、腟がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性において子宮頸がんの罹患数が増えています。
子宮頸がんで苦しまないために私たちができることは、HPV ワクチン接種と20 歳以上2 年に1 回の子宮頸がん検診です。
下記、外部ページもご活用ください。
・厚生労働省より 令和5年度HPV リーフレット(令和5 年(2023 年)3 月改訂)
HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類※あります。
※令和5(2023)年4月から、シルガード9も定期接種の対象として、公費で受けられるようになりました。シルガード9についての詳細は、厚生労働省サイト「9価HPVワクチン(シルガード9)について」をご覧ください。
日本国内で使用できるワクチン | ||
2価ワクチン(サーバリックス) | 4価ワクチン(ガーダシル) | 9価ワクチン(シルガード9) |
子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と 18型の感染を防ぐことができます。
子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
| シルガード9は、HPV16型と18型に加え、 子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。 |
HPVワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。
また、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。
一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。
3種類いずれも、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。
※1・2:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、
2回目は1回目から1か月以上(※1)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※2)あけます。
※3・4:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、
2回目は1回目から1か月以上(※3)、3回目は2回目から3か月以上(※4)あけます。
※5 :1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
定期の予防接種は、各市町村が主体となって実施しています。お住まいの市町村における接種方法(いつ・どこで・どのように受けられるかなど)については、市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。
予防接種の実施医療機関については、お住まいの市町村のホームページをご確認ください。
下記、外部ページもご活用ください。
HPVワクチンは、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。
HPVワクチン接種勧奨差し控え期間対象者(平成9年度~平成17年度生まれ)でHPVワクチン定期接種を逃した方のキャッチアップ接種も開始されています。
従来の連携をさらに強化してまいります。
HPVワクチンの接種に関しては、各市町村が実施しています。
お住まいの市町村の予防接種担当部署にお問い合わせください。
各府県のHPVワクチンに対する取り組みや相談先は下記URLをご確認ください。
※横スクロールでご確認ください。
HPVワクチンの接種を受けた後は、体調に変化がないか十分に注意してください。
詳しくは、「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ」をご覧ください。HPVワクチン接種後の症状に関してのご相談は当サイト「HPVワクチン接種後の症状で困ったとき」をご覧ください。
※横スクロールでご確認ください。
府県 | 衛生部門担当窓口 | 連絡先 |
---|---|---|
滋賀県 | 健康医療福祉部感染症対策課 | 077-528-3632 |
京都府 | 健康福祉部健康対策課 | 075-414-4723 |
大阪府 | 健康医療部保健医療室感染症対策企画課 | 06-4397-3549 |
兵庫県 | 保健医療部感染症等対策室感染症対策課 | 078-362-3264 |
神戸市 | 健康福祉局新型コロナウィルス感染症対策部感染症対策室 | 078-322-6788(直通) |
奈良県 | 福祉医療部医療政策局疾病対策課 | 0742-27-8800 |
和歌山県 | 福祉保健部健康局健康推進課 | 073-441-2657 |
和歌山市 | 健康局健康推進部保健対策課 | 073-488-5118 |
HPVワクチン接種後に出現した症状について、患者さんへより身近な地域において適切な診療を提供するため、各都道府県において協力医療機関が選定されています。
協力医療機関への受診は、接種医療機関やかかりつけの医療機関にご相談ください。
※横スクロールでご確認ください。
府県 | 医療機関名 | 窓口診療科名 | URL |
---|---|---|---|
滋賀県 | 滋賀医科大学医学部附属病院 | 母子女性診療科 (患者支援センター) | https://www.shiga-med.ac.jp/hospital/ |
京都府 | 京都府立医科大学附属病院 | 産婦人科、疼痛・緩和ケア科(ペインクリニック) | https://www.h.kpu-m.ac.jp/doc/index.html |
大阪府 | 大阪大学医学部附属病院 | 小児科、産科婦人科、 疼痛医療センター | https://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/ |
大阪医科薬科大学病院 | 総合診療科、麻酔科・ ペインクリニック | https://hospital.ompu.ac.jp/index.html | |
近畿大学病院 | 小児科・思春期科 | https://www.med.kindai.ac.jp/ | |
大阪公立大学医学部付属病院 | 産婦人科(患者支援課) | https://www.hosp.omu.ac.jp/ | |
兵庫県 | 神戸大学医学部附属病院 | 麻酔科 | https://www.hosp.kobe-u.ac.jp/index.html |
兵庫県立尼崎総合医療センター | 脳神経内科 | https://agmc.hyogo.jp/ | |
兵庫県立はりま姫路総合医療センター | 脳神経内科、小児科 | https://hgmc.hyogo.jp/index.html | |
奈良県 | 奈良県立医科大学附属病院 | 産婦人科 | https://www.naramed-u.ac.jp/hospital/index.html |
和歌山県 | 和歌山県立医科大学附属病院 | 産科婦人科 | https://www.wakayama-med.ac.jp/hospital/ |
日本赤十字社和歌山医療センター | 小児科 | https://www.wakayama-med.jrc.or.jp/ |
HPVワクチンに関する相談先一覧
接種後に、健康に異常があるとき
接種を行った医師・かかりつけの医師、
HPVワクチン接種後に生じた症状の診療に関する協力医療機関
※協力医療機関の受診については、接種を行った医師またはかかりつけの医師にご相談ください
不安や疑問があるとき、困ったことがあるとき
お住まいの都道府県に設置された相談窓口
HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談
厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口
予防接種による健康被害救済に関する相談や、どこに相談したらよいかわからないとき
お住まいの市町村の予防接種担当部門